息するように文字を吐く

自営業のささやかな思考回路

あっけなくフリーライターになって枯渇している話

どうやってフリーライターになったのか。簡単である。もともと発注側にいて、会社を辞めたら知り合いの編プロさんから仕事が回ってきた。それだけである。ただ、会社員時代からライターに興味があることは伝えていた。種まきが功を奏したようだ。仕事を拡大するために、最初はライター教室のコミュニティに参加し、青田買いしてるところに引っかかるようにはした。ウェブだけでなく、紙の知識もうっすら身に付けた。

バックグラウンドとして、ブログが生まれたころから大量にブログ記事を書き(雑念を垂れ流すだけだが)、Twitter初期は、Twitterとブログ、どちらにも大量に文字を書き連ねていた。つまり書くことが、息を吐くようにできていたから、ライターになれたのではないかと自分では考えている。子どもの頃から本の虫なのでインプットも溜まっていたし。

ただ、ライターになってから仕事でのインプットが多すぎるからか、活字のインプットが激減した。先のブログにも書いたが、創作意欲も失われた。10年以上続けて、もう自分の中の「書くための泉」が枯渇してしまったのだろう。向いてはいるのだろうけど、天職とは異なるのかも知れない。